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2023年01月30日
国公立医学部2次試験の途中過程の答案について
パンフレットには数カ所、「私立の医学部」と書いてある箇所があります。それは、私立の医学部専願の生徒が国公立の医学部専願の生徒よりも多く在籍しているからです。ただ、私立の医学部、国公立の医学部のどちらにも対応しています。さらに、東大、京大にも対応しています。苦手な受験生から、東大理Ⅲ、京大医学部まで対応しています。
国公立医学部2次試験の途中過程の答案について
目次
途中過程の書き方
合格最低点
途中過程の書き方
名古屋医学部予備校として、国公立の医学部の2次試験、例えば、途中過程の答案の作成などもとても力を入れています。国公立の2次試験は、これからです。受験校が決まったと思います。2次試験まで、これまでの学習を基本的に続けながら、いわゆる対策をきちんと行いましょう。大学によっては、数学以外にも、理科も途中過程が必要になります。基本的に、数学と理科で、途中過程の答案の書き方は変わりません。式以外に、いわゆる言葉をきちんと書く練習を行いましょう。ただ、例えば、理科の解答形式が答だけの場合は、むしろ、制限時間内に解く練習をするために、本番と同じように、答だけの解答で十分です。とは言いましても、計算用紙には、自分がミスをしないように、途中の式、計算なども書きましょう。
途中過程、言い換えますと、言葉としましては、次の内容を書きましょう。
1宣言
文字を置くときには必ず、宣言を書きましょう。
2根拠
使う法則、考え方を必ず、根拠として書きましょう。
3計算の中身
計算の中身、と言いますと、計算のことかな、と思うかもしれませんが、例えば、「①×2-②より」、または、「①と②より」、のようなことを書きましょう。採点する人がわかりやすいだけでなく、自分にとってもわかりやすく、その分ミスも減るはずです。
上記の1、2、3を基本的にはその順番で書いていきます。
合格最低点
国公立の医学部によっては、問題の難易度はそれほど高くないのにも関わらず、合格最低点が比較的低い大学は珍しくありません。ある大学の入試担当者が言っていましたが、ほかの学部は、途中過程は部分点の対象になりますが、医学部は、減点の対象にしかならないと考える必要があります。医学部以外では、答が合っていなくても、何か書いてあれば、部分点がもらえる可能性があります。一方で、医学部は、答が合っていても、途中過程に不備があれば、どんどん減点されてしまいます。例えば、内容が合っていても、答案の書き方の不備だけでも、減点になります。ですので、問題の難易度がそれほど高くなくても、合格最低点が比較的低くなるわけです。言い換えますと、国公立の医学部に合格するためには、いわゆる、記述式の途中過程の答案の書き方の精度をどれだけ上げるかがとても重要だということになります。ですので、実力をさらに伸ばすのは言うまでもありませんが、途中過程の答案の書き方をとても重要視しております。
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