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2024年01月23日

英語(後期)の傾向と詳細な分析

多くの年度は長文大問3題で、2023年度の前期は出題されていませんが、ほとんどの場合1題は(年度によっては全問)医療系テーマの問題が出題されています。深い考察、論理的思考を要する設問がよく出題されています。2013年度から2016年度まで、前期後期ともに、単語のスペリングを求める空所補充問題が出題されていました。

英語(後期)の傾向と詳細な分析

目次

傾向:本学の大きな特徴

2023年度後期の詳細な分析

傾向:本学の大きな特徴

○多くの年度は長文大問3題で、2023年度の前期は出題されていませんが、ほとんどの場合1題は(年度によっては全問)医療系テーマの問題が出題されています。

深い考察、論理的思考を要する設問がよく出題されています。

○2013年度から2016年度まで、前期後期ともに、単語のスペリングを求める空所補充問題が出題されていました。

○愛知医科大学によくあるスタイルの選択肢共通の内容理解を問う設問が増えています。

○近年は記述問題が増えており、2017年度から傾向が大きく変わり、さらに、記述式の問題が多くなっています。

作表、作図にて読解内容を整理させる問題が出題されやすいです。

2023年度後期の詳細な分析

〔1〕文法

問1 時制

問2 受動態

問3 副詞の語法

問4 動詞

問5 名詞、イディオム

問6 関係詞

問5のみ難解な語彙ですが、他は全て標準レベルの確実に解きたい問題です。

〔2〕語句整序(和文つき)

問1 助動詞、使役動詞

問2 接続詞、時制、省略

問3 語順

問4 副詞

問3、4は語順に迷う問題ですが、ほぼ全て標準レベルの確実に解きたい問題です。

〔3〕対話文読解(自然科学系)

水族館の代表者とのインタビューの対話文です。3題ある長文では比較的優しめですがインタビュー形式の対話文に普段から慣れておくことが必要です。

問1 空所補充 文脈から語彙を選択する標準難易度の問題です。

問2 内容一致・理解 文脈から語彙を選択する標準難易度の問題です。

問3 内容一致・理解 内容に一致する選択肢を選択する問題です。難易度は標準です。

問4 内容一致・理解 対話の流れから話者の意図を把握する問題です。難易度は標準です。

〔4〕長文読解(自然科学系)

リチウムイオン電池についての論文です。

問1 空所補充 後述の文脈把握の必要なやや難解な問題です。

問2 空所補充 後述の段落から文脈把握し内容を推測する標準的な難易度です。

問3 内容一致・理解 本文中に記述されていない選択肢を解答する標準難易度の問題です。

問4 内容一致・理解 問3同様、全体の内容把握の必要な問題で、難易度は標準です。

〔5〕長文読解(医療系)

遺体の分解過程に関する文章です。前期と比較して短めの文ですが、白骨化するまでの過程を段階に分けて説明する記述問題もあり読解力、過不足なくまとめる記述力が必要です。

問1 内容説明 空所5箇所に合うように遺体の分解が白骨化するまでの段階を記述する難易度の高めの問題です。段階毎にまとめる必要がある為丁寧な読み取りが必要です。

問2 内容説明 本文の内容に即して内容を説明する問題です。標準難易度の問題です。

該当箇所の一文は構造的には難しくありませんが、語彙がやや難解で専門的な単語も多い為普段から医療系の長文に触れておくとよいでしょう。

問3 内容説明 各段落の要旨、キーワードや表現に注目して読む力が必要です。標準的な難易度です。

問4 段落整序 例示に注目し、文脈に合う段落を選択する標準的〜やや高めの難易度の問題です。

〔6〕英作文(医療系:長文中和文英訳):ギニア虫症

(1) 語彙の基本的な力を試す確実に書きたい標準難易度の問題です。色々なアプローチの仕方で書ける文なので様々なパターンで練習しておき、自分の得意な書き方を見つけておくといいでしょう。

(2) 文構造はそれほど複雑ではありませんが、語彙がやや難しめの問題です。

(3) 時制や分詞構文、比較など注意が必要な難易度がやや高めの問題です。

以前は英作文は難易度が高く、差がつきやすい問題でしたが、近年易化したことで、ミスをせず確実に書く力が求められるようになしました。同じ難易度の問題を演習して書き慣れておくことが必要です。スペルミス、時制、主語と動詞の一致、副詞の書き漏れ等せっかく書いた文が減点されてしまわないよう、普段の演習から注意力を持って書くことが大切です。

合格者平均点は、140.1点です。合格者最低点は、多くの大学の入試において、合格者平均点より5分から1割くらい低くなります。6割~6割5分くらい取れるといいでしょう。

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